ビルや地下街で見かけるチャバネゴキブリの「薬剤抵抗性」とは?
国内に生息するゴキブリは、58種がいるといわれていますが
そのなかでも、おもにビルや地下街に多く生息するのが「チャバネゴキブリ」です。
黄褐色で比較的小型のものになります。
近年、このチャバネゴキブリが、薬剤駆除されても生き残る
「薬剤抵抗性」のゴキブリではないかと、問題になっています。
「薬剤抵抗性」というのは、致命的なくらいの薬剤を浴びても
それに耐えて生き残るゴキブリのこと。とくに大都市で増える傾向にあります。
なぜ、チャバネゴキブリが「薬剤抵抗性」を持つのでしょうか?
それには、次のことが関係していると考えられています。
1、チャバネゴキブリの世代交代が早いこと。
2、繁殖力が強いこと。
おもに一般家庭に出没するクロゴキブリなら
孵化した幼虫が成虫になるまでに8~12か月かかるところ、チャバネだと2~3か月ほど。
短いサイクルで、薬剤に対する抵抗性のあるものが、次の世代を産み
そこから生き延びたものが、また次の世代を生んで・・・と
抵抗性の高い「家系」が選抜されていくわけです。
飲食店などは、定期的に燻煙材を使うなどして、いわばゴキブリには過酷な環境ですが
そこを生き延びる術を持っていると考えられているのです。
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